融資サポート その1

こんにちは。税理士の多田です。

私は「融資に強い」ことを強みにしているので、融資のサポート業務のことも書いていこうと思います。最近の事例1つめです。

今年の夏に開業するお客様の創業融資のサポートをさせていただきました。業種はボルダリングジム、希望融資額は2,000万円。日本政策金融公庫の「中小企業経営力強化資金」という制度を使いました。簡単にいうと、国から認定された経営革新等支援機関という専門家の支援を受けて事業計画をつくることで受けられる融資です。

経営革新等支援機関には私がなっているので、あとは事業計画書を作るだけです。といっても、年明けくらいから打合せを始めて3月中旬の面談までかなりじっくりと計画を練り上げました。面談当日も立ち会いました。

ネックとなっていたのは、2,000万円が満額融資してもらえるかどうか。あまり融資額が少ないと開業資金が足りず開業自体ができなくなってしまいます。審査結果が出るまでは祈るような思いでしたが、なんとか2,000万円満額の融資を受けることができました。

今回の融資成功の要因は、何と言っても事業計画書です。精度の高い事業計画書を作成し、社長の経営理念、ビジョン、事業内容、市場ニーズなどのあらゆる情報を提供することで、「面談ではほとんど聞くことがない。社長の人柄を見るだけ」という状態までもっていけたのがよかったと思います。

これから創業するかたの夢の第一歩に必ず必要な創業融資。自分のビジネスの軸を定めるためにも、ある程度時間をかけてじっくりと計画をたてましょう。