事業計画を作ってみましょう

こんにちは。税理士の多田です。

今回は事業計画について書いてみます。

中小企業の経営者の悩み事の第1位は「資金調達」、第2位は「売上」です。その2つと切り離せないのが事業計画書なのです。

①資金調達                                                                                  現在、金融機関は「将来性のある企業」への融資を増やしていく傾向にあります。精度の高い事業計画書を作成して企業の将来性をアピールすれば、資金調達の可能性はグッと高まります。

②売上                                                                                    しっかりとした事業計画をたて、「計画⇒実行⇒検証・分析・改善⇒実行」というサイクルを繰り返すことで、業績アップにつながっていきます。また、企業の経営理念やビジョンを明確にすることにも役立ちます。

 

事業計画書には、次のような項目を書いていきます。                                                                ①経営理念                                                                                    ②ビジョン                                                                                   ③事業概要                                                                                  ④経験・経歴・実績                                                                              ⑤ターゲット                                                                                 ⑥商品・サービス                                                                               ⑦事業を進める上での強みと弱み                                                                        ⑧競合分析                                                                                  ⑨マーケティング計画、投資計画                                                                        ⑩具体的な数値計画       など

 

作成のポイント                                                                                  ・上記の①~⑩の項目についての質問は、自分以外の人に聞いてもらったほうが効果的。                                               ・頭で考えるだけでなく、口に出したり紙に書いたりするほうが効果的。                                                       ・数値計画は厳しめに立てる。パッと見のいい計画ではなく、思い描くビジョンに到達するための計画を立てる。                                    ・自分の中にあるそのビジネスに対する熱い思いが経営理念になる。

経営者さんは誰でも熱い思いを持っているとおもいます。ただし、思い描いている夢やビジョンを事業計画書に落とし込んでいるかどうかで今後は変わってくるといっても過言ではありません。事業計画書を作る中で自分の理念やビジョンが再確認でき、経営の軸が定まります。その軸にそっていけば行動はブレません。思い描くビジョンに近づけばモチベーションも上がります。

ぜひ一度事業計画書を作ってみましょう!